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いろんな指標がある中、わが社の労働生産性は妥当なのだろうか?

「労働生産性」とは、従業員が1時間働くことで生み出した経済的価値を示す指標です。まず用語が難しすぎてここであきらめる人が多いはず。「1時間当たりの付加価値」とも言います。 仕入れや外注費が多い鈑金塗装業では参考程度ですね。________________________________________ ■ 計算式: 1時間当たりの付加価値 =
👉 付加価値額 ÷ 総労働時間 ________________________________________ ■ 付加価値額とは? 企業が生み出した価値の総額から、外部から購入したモノやサービスのコストを差し引いたもの。 • 付加価値額 = 売上高 − 外部購入費用(材料費、外注費など) ■ 具体例: • 売上高:3,000万円 • 材料費、外注費など:1,200万円 • 総労働時間:6,000時間 → 付加価値額:3,000万円 − 1,200万円 = 1,800万円 → 1時間当たりの付加価値:1,800万円 ÷ 6,000時間 = 3,000円/時 ________________________________________ ■ なぜ重要か? • 生産性向上の指標になる • ライバル店との比較ができる(業界平均など) • 賃上げの根拠としても使える(「付加価値が上がったから、給与を上げられる」など) ________________________________________ ■ 鈑金塗装業では? 現場仕事では、「1人1時間あたりの付加価値」を把握することで、 • 熟練者と新人の生産性の差 • 工程ごとのムダ • 教育効果の測定 などが「数値」で見えてきます。育成や給与設計に活かすには最適な指標かもです。 ________________________________________  ■ 1時間あたりの付加価値を高める取り組みは? 「1時間あたりの付加価値を高める」ためには、単なる作業スピードの向上だけでなく、「ムダを減らし」「高付加価値な仕事に集中できる環境を作る」ことがカギです。 ________________________________________ 🔧【1】段取り力の向上(=手待ち時間の削減) • 材料、工具、部品の準備ミスを減らす • 「次に使うもの」を先読みして準備 • 進行表や作業指示書の整備 👉 無駄な移動や確認時間が減り、1時間あたりの仕事密度が高まります。 ________________________________________ 🚗【2】高単価な作業比率を増やす • 保険修理や高難易度作業(例:フレーム修正・輸入車対応)に注力できる• 複数人でこなす大型作業を適切に配分できる👉 時間単価の高い仕事の割合を増やすと、自然に付加価値が上がります。 ________________________________________ 🎓【3】人材の多能工化(柔軟な人の使い方) • 鈑金も塗装も軽作業程度は両方できるように • ムダな待ちが発生したときに他工程を補える 👉 人の稼働率を最大化でき、作業の「空白時間」を削減できます。 ________________________________________ 🧽【4】作業品質の安定 → クレーム、手直しの削減 • 初回の仕上げ精度UP → 再作業ゼロ • 塗膜不良やパテ割れ対策を仕組み化(記録・チェック) 👉 再作業は最悪の非効率。ゼロに近づければその分生産性がアップ。 ________________________________________ 🖥【5】IT・デジタル活用で間接作業の削減 • 作業進捗をホワイトボードではなくタブレットで共有 • 写真管理、保険会社への連絡も一括管理(LINEなど) 👉 職人の「報連相」や管理者の「段取り調整」が秒速に。無駄に現場を歩かなくて済みます。 ________________________________________ 📊【6】日報、週報による振り返りとフィードバック • 実作業時間と「何に時間を使ったか」を記録・共有 • 「どうすればもっと早く、キレイにできるか」をチームで話し合う文化 👉 現場での小さな気づきを積み上げることで改善力がつきます。 ________________________________________ 💬【7】顧客対応や営業力の強化(高単価案件の創出) • フロント対応の質向上 → 客単価UP・紹介率UP • 高付加価値な作業(コーティング、リペア+αサービス)の提案 👉 技術職だけでなく会社全体としての付加価値を引き上げる視点も重要です。 ________________________________________ ✅ まとめ:• 月ごとの「1時間あたりの付加価値」を出してグラフ化 • 作業者別や部門別の数値も比較しながら話し合う • 「誰かを責める」ためではなく、「改善のきっかけ」に使う  当社でもみんなが見れるように書き出しています。1時間あたりの付加価値が向上すれば、1人当たりの労働時間を削減ができるので、残業や休日出勤などが不要になり、長時間労働問題の改善につながります。こういった数字を見ながら、効率良く働けるようになれば、ワーク・ライフ・バランスも充実しますよね。

え?外食したほうが自炊するよりも安いの?

これは多くの人が一度は考えるテーマですね。 お金と時間のバランス。 断然自炊のほうが安いと思ってたけど、計算の仕方によっては外食のほうが安かった。鈑金塗装業でもコレを感じることがあります。 修正するほうが安くすむと思い修正したが、修正費用が新品パーツを上回る価格だった。初めから新品パーツを注文すればよかったよね。ってやつ。 ________________________________________ 🎯 いきなり結論今回のテーマも結論から言うと、一般的には「自炊のほうが安いです」が、 条件によっては「外食のほうが安く感じる」こともあります。  🔍 まずは比較してみましょう 自炊費用 = 材料費だけなら安い(1食300〜500円)手間、時間 = 買い物、調理、片付けが必要 栄養バランス = 自分で調整可能 味の満足度 = スキル次第で変わる 無駄の有無 = 材料が余るとロスが出ることも 外食 費用 = 1食500〜1500円が目安手間、時間 = 注文してすぐ食べられる栄養バランス = 偏りがち、塩分・脂肪多めの傾向 味の満足度 = 安定した味が期待できる 無駄の有無 = 残すこともあるが基本食べ切り ________________________________________ 🧾 例えば、こんなケースは外食が得• 一人暮らしで忙しい人  o 食材を買っても使い切れず、廃棄ロスが多い  o 時給換算すると「調理時間+片付け=外食より高コスト」 • ランチのワンコイン定食  o 500円で味噌汁、ごはん、メイン、小鉢つき  o 自炊で同じ構成を再現しようとすると割高になることも ________________________________________ 🍳 一方で、自炊が圧倒的に得なケース • 家族世帯(人数多め)  o まとめて作れば1人あたりのコストが激安(1食200〜300円も可能)  o お弁当を作れば、ランチ代の節約に直結 • 作り置きや冷凍保存を活用できる人  o 週末にまとめて調理 → 平日は温めるだけで安く、楽に済む________________________________________ 🎯 時間の価値を加えたコスト比較 レシピ考案、買い物、準備、調理、片付けなど。外食だとお店がやってくれるから、その分の時間を有効に使える。仮にその時間バイトしてたら数百円なり千円なり稼げて外食費のもとが取れてしまう。そう考えると必ずしも「自炊の方が安い」とは言い切れなくなったりも。 この「時間の価値」をどう考えるかが、自炊 vs 外食の判断を大きく左右します。     ↓   ↓   ↓   ↓   ↓たとえば、1食あたりにかかる自炊の時間を見てみましょう: 作業内容 所要時間(目安) 買い物 15分 準備・調理 30分 片付け 15分 合計 60分 そして仮に、その時間を使って時給1,000円でバイトしていたら… → 実質の「機会損失」は1,000円というわけです。 「1,000円ゲットできていたのに。。。」🍛 自炊 vs 外食(時間も含めた視点) 自炊 金銭コスト = 1食あたり約300〜400円時間コスト = 約120分(買い物〜片付け)機会損失 = 買い物〜片付けの間のバイト代本来できていたバイト代 2時間分= 約-2,000円実質コスト = 2,300〜2,400円(時間込み)外食 金銭コスト = 1食あたり1,000〜1,500円 時間コスト = 約30〜60分(注文〜食事) 機会損失 = 注文〜食事の間のバイト代 本来できていたバイト代 = 約-1,000円実質コスト = 2,000〜2,500円 (時間込み)つまり、「時間を金に換えられる人」にとっては、
外食の方が“得”になるケースもあるというのは論理的に正解ですね。 ________________________________________ 🎯 この視点が活きる人• 自営業、フリーランスで「1時間働けば確実に稼げる」人 • 忙しくて時間を最大限に活用したい人 • 自炊にストレスや労力を感じる人 ________________________________________ 👀 一方で「お金より健康や楽しみ」重視なら? • 調理が趣味やリフレッシュになる人 • 子どもと一緒に台所に立つ時間が価値そのもの • 食材や味付けをコントロールしたい(健康管理)
こんな場合は、「時間を使ってでも自炊したい」と思えるわけです。 ________________________________________ 🔧 まとめ:どっちが得かは「何を重視するか」で変わる コスト優先の場合 → 自炊(特に家族持ち) 時間、効率優先の場合 →  外食・中食 健康、楽しみ優先の場合 → 自炊 労力削減優先の場合 → 外食、宅配 最適解は「ミックス戦略」 例えば: • 平日昼は外食(時間効率重視) • 夜や週末は自炊(コスト&健康)
ご家庭もあり、お仕事もお忙しい中での「実用性」を考えると、 • 週末にまとめて自炊&作り置き(冷凍) • 平日は無理せずランチ外食、夜は簡単調理
という”ハイブリッド方式”が、コスパ・時間・健康のバランスが良いかもしれません。 料理を作る時間が短縮でき、片付ける手間が省けるとタイムパフォーマンスがいいです。空いた時間を勉強や趣味に使うことで、その結果資格取得で手当てを得られたり、副業で収入を得ることができます。時間節約で収入アップ!節約するという点では、お金だけとは限りません。食費は減らなかったとしても、収入に対する支出の割合を減らすことが結果的に節約につながるでしょう。

年齢差を感じて育成がむずかしい。。。最強の伝え方とは!?

新人には、「できたこと」だけじゃなく、「挑戦したこと」や「成長の芽」を褒めるのがコツですね。なぜなら、新人は「正解がわからない。。。自信がない。。。失敗が怖い。。。」という気持ちを抱えがちだからです。自分が新人だった頃を思い出しながら考えましょう。いや、その時代は鉄拳制裁でこんな考えじゃなかったような。________________________________________ 🌸 新人に効く!特化型ほめ方のポイント ① 成果より「姿勢」を褒める ✅「やってみた」 ✅「質問した」 ✅「慎重に確認していた」
→ 小さな行動をしっかり拾って褒めることで、挑戦し続けるメンタルが育ちます。 ________________________________________ ② プロセスを具体的に伝えて褒める ❌「よくやった」だけでは伝わらない ✅「今日は、道具の準備が早かったね。作業にスムーズに入れたよ!」
「何が良かったか」を具体的に言うと、「再現性」=成長につながります。 ________________________________________ ③ 比較ではなく“前の自分”と比べる ✅「昨日より丁寧だったね」 ✅「先週より作業時間が5分短くなってたよ!」
「他の人と比べない」ことで安心感が生まれ、モチベーションが落ちません。 ________________________________________ ④ 「まだ完璧じゃないけど…それでいい」を伝える ✅「ちょっとムラはあるけど、塗りの手順は合ってたよ!」 ✅「この前より確実にうまくなってる。焦らなくていいよ!」
新人は「完璧じゃないとダメ」と思いがちなので、「途中の成長も価値がある」と言ってあげると、自信につながります💪 ________________________________________ フィードバックは育成のキモ。 上手なフィードバックは若手の自信と成長を爆速で加速させます💨✨  🎯 フィードバックとは? 「相手に対して伝える“反応”や“助言”のこと」です。 たとえば── • 作業を終えた新人に「ここ良かったよ!」「ここはこうするともっと良くなるよ!」と伝える • 教えた後に「今日はこういうところが成長したね」と気づきを与える …これ全部が「フィードバック」です! ________________________________________ 💡 なぜフィードバックが大事なの? 新人や若手は、
「自分のやり方が合ってるのか不安」だったり
「頑張ってるのに評価されてるかわからない」と感じたりします。 そこで上司や先輩からのフィードバックがあると… • ✅ 正しい方向がわかる • ✅ 努力が認められ、自信になる • ✅ 改善点に気づけて成長が加速する
つまり、「よくなるためのヒント」であり「自信の栄養」なんです✨ ________________________________________ 🎯 フィードバックの具体例(板金・塗装現場向け) 🛠 板金作業者への例 「ドアのパネル修正」後のフィードバック: 「今日の作業、最後まで丁寧に仕上げてたね!(①良い点) 特にラインの形を崩さずに戻してたのは、力加減をよくコントロールできてる証拠だよ(②理由) ただ、タイムは少しオーバーしてたから、次は“段取り”を先に考えてみようか。作業に入る前にもう1回だけ確認するだけで、グッと時短できるよ!(③挑戦)」 ________________________________________ 🎨 塗装作業者への例 「クリア塗装」後のフィードバック: 「いいね!肌感、めちゃくちゃ綺麗に出てたよ!(①良い点) ガンとの距離が安定してて、練習の成果出てたなー(②理由) じゃあ次は、同じ質感で“スピード”も意識してやってみよう。そのバランス取れるようになると、レベルアップ間違いなし!(③挑戦)」 ________________________________________ 👥 フィードバック時のポイント  📍タイミング = 作業直後 or 当日中が理想(記憶が鮮明なうちに) 💬 伝え方 = 人前で褒めて、課題は個別にサクッと伝える 🧠 質問形式 = 「どう思った?」と本人の考えも聞くことで、主体性UP 📝 メモ = 月末の振り返り用に、簡単でもメモを残しておく ________________________________________ ✨フィードバックに使える便利フレーズ • 「前より○○が上達してたね!」 • 「その工夫、良かったよ!どうやって思いついたの?」 • 「次やるとしたら、どう改善できそう?」 • 「あと5分早ければ◎、でも精度はバッチリ!」 • 「オレが若い頃はできなかったよ、すごいね!」 ________________________________________ 🌟 まとめ:新人への褒めは「自信づくりの種まき」。フィードバックは「叱る」ためではなく、「育てる」ためのコミュニケーション。 あなたの一言が、若手のやる気のエンジンになるんです。新人は、“やる気の火”はついていても、“自信の芯”はまだ細い。 褒め言葉はその芯を育てる水やりみたいなものです。焦らず、でも着実に「できた!」を積み上げていけるような関わりが、いちばんの成長サポートになります。オッサン世代は昔と今の考え方のズレを自分で補正していかないといけませんね。

スポーツと同じ!個人プレーも!チームプレーも!どちらも大事!

スポーツをしていた人はほとんどの場合、チーム戦なのでチームプレーで動くでしょう。ただ、高い個人技が組み合わさっていかないと、チームプレーにおいても、非常にレベルの低い残念なチームになります。会社組織にいる以上はチームプレー。チームプレーの中の個人プレー。鈑金塗装業ではどうでしょうか?「個人で売上を上げる意識が良いか?それともチームで売上を上げる意識が良いか?」________________________________________ ◆ 結論:目的によって変えるのが最も合理的 生産性・スピードを追求✅ 個人売上制(責任明確・競争原理) 組織力・安定性・育成重視✅ チーム制(協力・相互フォロー) ________________________________________  当社は会社の方針で
個人が1~10までの作業を完結する、「個人売上制」を採用しています。 それぞれのメリット・デメリット ✅ 個人売上制(担当制・出来高明確) メリット ● 成果が明確で、頑張った分だけ報われる(評価が分かりやすい) ● 数字で競争意識が生まれる(やる気に火がつく人も) ● 自立を促すため、ベテランや成長後の若手には効果的 デメリット ● 協力し合わなくなる(ギスギス感) ● 忙しい人に仕事が偏る ● 育成中の若手が取り残されやすい ________________________________________  ✅ チーム売上制(チーム全体で目標達成を目指す) メリット ● 自然と協力・育成文化が生まれる(若手が育ちやすい) ● 休みや遅れに柔軟に対応できる(柔軟性・安定感) ● 売上に貢献できなくても、裏方やフォロー役も評価に加えられる デメリット ● 頑張る人とそうでない人の差が見えづらい ● 「誰がどれだけ貢献したか」が不明確になる ● 成果主義を重視したい人からは不満も出やすい。_______________________________________ ◆ 板金塗装業の特性から見ると?
板金塗装では: ● 作業者ごとに技量・スピードに差が出やすい → 「個人売上制」が適している面もある ● 一方で、若手や補助者が成長するためにはチーム内での協力が必須 → 「チーム売上制」の利点も大 ________________________________________ ◆ ハイブリッド方式もあり! 現実的で効果的なのは、以下のような「併用型(ハイブリッド)」です。 制度 内容 🔹 基本はチーム制 チームで売上目標を追い、協力・教育を促進 🔸 個人の貢献度も見える化 「個人別の作業売上」や「作業工数の見える化」を導入し、サボれない空気を作る 💡 売上げは個人・チーム両方で集計 チームで団結力、個人で努力の報酬を ________________________________________  ◆ まとめ:現状に合わせて選ぶべき  若手が多く、育成期の場合 = チーム制+貢献度の可視化 人数が少なく、ベテラン多めの場合 = 個人売上制で責任明確化 人材も育ち、成長期の場合 = ハイブリッド型でバランス重視 _______________________________________  ✅ 不満があればチェンジ! 現状の「個人売上制」で個人売上げに不満があるのであれば、「チーム売上制」もしくは「ハイブリッド方式」にチェンジすべきです。 これは会社の方針の問題なので、どの方法で売り上げを上げていくのか指示する必要があります。毎月毎月変更するのではなく、長期的にみてどの方法が自社に合ってるのか考えるべきではないでしょうか。「若手育成で会社を強くする」のであれば、 育成に関わる時間や労力も“会社への投資”として評価するべきです。「売上の数字より、人を1人育てたことの方が会社にとって何倍も価値がある」 これが、ベテランや中堅に届いたとき、組織の一体感は上がるでしょう。経験の積み重ねによる個人プレーの質が高ければ高いほど、それが重なったときにはすごいチームプレーになるでしょう。

あなた!知らないうちに人の時間を奪ってるかもよ!?

ビジネスの現場で「人の時間を奪う人」とは、相手の貴重な時間を無自覚、無神経または配慮なしに消費してしまう人のことを指します。時間泥棒ですね。まわりを見渡すと、1人。。。2人。。。3人。。。いる!いる!以下に具体的な例を挙げます。 ________________________________________ ◆ ビジネス上で時間を奪う人の典型例 1. 準備不足で会議に臨む人 • 進行表を読んでいない、資料を事前に確認していない、目的が曖昧な発言を繰り返すなど。 • 周囲の時間を浪費し、会議の生産性を下げます。→ なんの会議だったの?2. 長話・脱線が多い人 • 話がまとまっておらず、結論にたどり着かない。何を言いたいのか不明。• 自分の考えや経緯をダラダラ延々と説明し、本題に入らない。さらにオチがないからオモロない。3. 決断を先延ばしにする人 • 「ちょっと考えます」「一旦持ち帰ります」と言って何も進めない。→ ある意味詐欺行為です。• 次のアクションが遅れることで、他の人の作業が止まります。→ 連帯責任になったら怒りますよね。4. 返信が遅い or 適当な返事をする人 • 明確な回答をしない、既読無視する、返事に何日もかかるなど。→ できないのか?やる気がないのか?• タスクやプロジェクトの進行を妨げる要因になります。 5. 相手の都合を考えずに話しかけてくる人 • 忙しそうな相手に長時間話しかける、打ち合わせのアポを突然取るなど。• 「今じゃなくてもよかった話」で時間を奪います。→ 究極の時間泥棒!6. やたらとCCに入れる人(メール爆弾) • 関係の薄い人まで全員に送るため、読む必要のないメールが増える。→ 基本CCは責任逃れと思ってる。• 情報の取捨選択に時間を取られる。 7. 指示が曖昧な人 • 「いい感じでやっておいて」「とりあえずこれで」など曖昧な指示。→ 相手にニュアンスが伝わってたらOKだが。• 確認や修正のためのやり直しが発生し、時間が無駄に。 8. 「ちょっといい?」が多い人 • 「ちょっと」どころか、話し始めると10分以上かかる。→ マジ端的にお願いします!• 集中力を削がれ、作業効率が落ちる原因に。 ________________________________________ ◆ 時間を奪わない働き方7つの基本行動 ① 【準備が9割】話す前に「まとめて」おく • 何を伝えたいのか?何を決めたいのか?を明確に。 • 打ち合わせでも「5分で済む内容です」と時間の目安を伝える。 ✅例:「この件について3つだけ報告があります。結論から言います。」 ② 【相手の状況を見る】タイミング配慮 • 相手が集中している、忙しそうなときには避ける。 • 確認や相談は「今お時間5分ほどいいですか?」とひと言添える。 ✅これだけで「できる人」の印象に。 ③ 【要点ファースト】結論→理由→補足 • 長々と経緯から話すのではなく、まず「結論」から。 • 忙しい相手ほど「結果と要点」を先に欲しがります。 ✅例:「A案で進めてもよろしいでしょうか?理由は〇〇です。」 ④ 【メール・LINEも一手間】長文NG/箇条書き歓迎 • 見やすい、わかりやすい構成にする(1文1情報)。 • 特にLINEなどでは改行や絵文字で「読みやすさ」を演出。ただし絵文字によっては嫌われるかも。⑤ 【打ち合わせ・会議は時短設計】 • 進行表や議題を先に共有。 • 会議時間を「最長〇分」と決めておく。• 雑談は最後にとっておく(大事ですが後に回す配慮)。  ⑥ 【指示・報告は具体的に】 • 抽象語を避け、「誰が・いつまでに・どうやって」がわかるように。 • 曖昧な表現(まあまあいい感じで、なるはや、しといて)は禁物。 ⑦ 【聞き返されない説明】 • 何度も聞かれないように、最初から丁寧に端的に。 • 経験の浅い人には、理解度に応じて話し方を変えるのもポイント。 ________________________________________ ◆ プラスα若手への指導で活きる一言 🗣「人の時間を奪うって、自分の信頼を減らすことなんやで。」
この一言は、若いスタッフの心に刺さりやすく、自然と「聞き方・伝え方」への意識が変わっていきます。 ________________________________________ ◆ なぜ「時間を奪うこと」が信頼を減らすのか ?1. 段取り力がないと思われる • 話が長い、要点が分からない、結論が出ない。 • 相手は「この人に任せて大丈夫かな?」と感じてしまう。 2. 相手の生産性を下げてしまう • 作業中に割り込む、無駄な確認、意味のない報告。 • 「この人と話すと仕事が止まる」と思われてしまう。 3. 周囲に配慮できない人と見なされる • 自分の都合優先、相手のスケジュールを考えない行動。 • 協調性や思いやりの欠如と受け取られ、信用されなくなる。 ________________________________________  ◆ 逆に、時間を大切にする人はこう思われます • 「この人と話すとすぐ決まる、早く終わる」
→ 信頼され、相談されやすくなる • 「聞きやすくて、伝えやすい」
→ 若手にも頼りにされる存在に ________________________________________ ◆ 最後に 時間を奪う人は嫌われてるのかも。 その嫌われるきっかけになったのが時間泥棒だから。 時間を奪う人 = 嫌われてる人 口には出さないけど、人の時間を奪うんだから嫌われて当然ですよね。 まわりを見渡して何人いますか?(笑) 時間を奪わない働き方とは、相手への敬意と段取り力の融合です。 それができる人は、結果として「信頼される人」になります。 育成する側の人は、こうした意識を若手に浸透させていくと、職場の雰囲気もガラリと変わるはずです。たぶん。 

オッサンがZ世代を人材育成する前にコレは読むべき!

今回は、若手鈑金塗装職人の育成現場をリアルに再現してご紹介します。 現場の温度感、教育の工夫、ぶつかる壁、上司・先輩の思い。そういった空気感も込めてお届けします。 ________________________________________ 🔰若手育成の現場とは? 新人や20代前半の若手が、ベテラン職人の下で「手に職」をつける場。 育成の主な目的は、「再現性のある技術」と「仕事の段取り力」を身につけさせることです。 🛠️ 1. 「なぜこれが大事か」を伝える 若い世代は「意味」を重視する傾向があります。「なぜこの手順を守る必要があるのか」「なぜこの作業を丁寧にやるのか」を、経験ベースで語ると響きやすいです。
例:「この一手間で、10年後のクレームが防げるんだよ」とか。 🔄 2. やって見せる→やらせてみる→一緒に振り返る 手を動かす仕事だからこそ、「見て学ぶ」「やって覚える」「振り返って深める」の繰り返しが効果抜群です。
振り返りのときに「何ができた?」「何が難しかった?」と質問して、自己認識を深めさせてあげると、成長が加速します。 📱 3. デジタルに抵抗がない世代なので… 動画マニュアルや作業記録、LINEでの簡単な進捗報告など、ちょっとした工夫でコミュニケーションもスムーズになります。「メモより動画で覚えたい」という子も多いです。 🌟 4. 失敗を「成長の証」と伝える ミスや失敗は怖いもの。でも、「失敗は挑戦した証」「そこからどう学ぶかが一番大事」と繰り返し伝えることで、チャレンジに前向きになります。 💬 5. 「よく見てるよ」という声かけを忘れずに! 「お、昨日より速くなったね」「この仕上がり、先週よりキレイじゃん!」
そんな一言が、若手のやる気に火をつけます🔥  ________________________________________ 🗓️ 育成のフェーズ(目安) 0~3ヶ月 工具名、基本作業を覚える。洗車、マスキング、養生、清掃などサポート中心。 3~6ヶ月 パテ研ぎ、足付け、塗装前準備を習得。簡単な作業は一人で挑戦。 6~12ヶ月 小規模な鈑金(ドアのへこみなど)や単色塗装の一部を任せる。報連相を徹底。 2年目以降複数作業を並行して処理。調色・パネル交換など高度技術に挑戦。責任ある作業を担当。 ________________________________________ 現場での育成スタイル
1. 🛠️「見せる → やらせる → フィードバック」 • まずはやって見せる(無言ではなく、ポイントを口で伝えながら) • 次に自分でやらせてみる(失敗歓迎の気持ちで) • 最後に良かった点と改善点をその場で伝える 🔍 ポイント:「直す」より「学ばせる」ことが目的。 現場での育成スタイル 2. 📋 チェックシートで見える化
「できる・できない」があいまいだと本人も育成側も不安になりますよね。 当社もやってるこんなチェックシートを使うと成長が見える化されます: ✅ 足付け作業 ✅
パテ研ぎ ✅
養生マスキング ✅
調色(色合わせ)現場での育成スタイル 3. 💬 フィードバックの工夫
「叱る」と「導く」は別物。若手にはこう伝えています: • ✖「こんなんもできんのか!」 • ◯「ここまでできてるやん。あとこれだけ意識すればもっと良くなる」 🧠ポイントは「分解して伝える」。 例:「そのマスキング、ズレてるよ」→「この角の部分、指一本でなぞって確認してみ!」 ________________________________________ 🧱 よくある若手のつまずき よくある壁 • 手順を忘れる = 手順表や動画をスマホで見られるようにする • 失敗が怖い = 失敗をチームでフォローする文化を育てる • 技術が伸び悩む = 適度なチャレンジ課題を与え、成功体験を積ませる • 仕事が遅い = 作業スピードより「正確さ」を重視して評価する ________________________________________ 💡現場の声(先輩職人より) • 「最初の3ヶ月は”どうやって褒めるか”ばっかり考えてた(笑)」 • 「先輩の背中を見て育った自分たちの時代はなんだったんやろ?」• 「言い続けることは根気がいるけど、この先役に立つやろ」• 「教える側も学びが多い。自分の癖に気づかされる」 • 「"成長したな"って瞬間を見ると、やっぱり嬉しい」 ________________________________________ 🍀 まとめ若手育成は"未来づくり" 鈑金塗装は「見て覚えろ」の時代から「伝えて育てる」時代へ。 昔は無口で職人気質高めな人が先輩にいたら、一人前になるまで10年ほどかかったでしょう。それは先輩ガチャに失敗し、完全に運が悪かっただけです。専門学校でも3年です。資格も取れます。現場レベルの作業を見て10年かかるとは、効率が悪すぎる育成です。すべては言い方、伝え方です。今はYouTubeの動画でいろんな人の技術を見ることができます。いろんな人の知識も得ることができます。育成する人をわざわざ雇わなくても、勝手にYouTube先生が教えてくれます。あとはそこに自社の作業ルールや段取りを教えればOKです。まあ、そんな簡単な世界ではないですが、生まれた時から動画を見て育ってきた世代には、そういう育成も”あり”ということです。そうすれば早く覚えてくれるかも。若手は”可能性のかたまり”。失敗も成長の材料です。 

車屋ではなく、焼肉屋になって考えてみると意外な答えに!

焼肉屋で「同じような肉」に見えても、産地によって値段に差があります。老舗店、高級店、チェーン店、駅前店、ロードサイド店、など店舗によって金額が大幅に違う。理由はいくつかの要素が絡み合っていると思います。食べ歩いていて気になったので理由を挙げていきます。 ※焼肉屋を経営していないので想像で書いています。先に誤っておきます。すいません。________________________________________ 1. 仕入れルート・仕入れ量の違い • 大手チェーン店は大量仕入れによるスケールメリットがあり、1枚あたりの仕入れ単価が安く済みます。 • 一方、個人店や小規模店舗は小ロット仕入れになりやすく、仕入れコストが高くなる傾向にあります。 ________________________________________ 2. 肉の産地・ブランド・部位の違い • 同じ「カルビ」でも、  o アメリカ産/オーストラリア産 → 安価  o 国産(特に和牛) → 高価  o 黒毛和牛A5ランク → さらに高価 • 「ロース」や「タン」でも、芯の部分だけを使っているか、端材も混ぜているかで品質が異なります。 ________________________________________ 3. 加工・熟成・カット方法の違い • 店内で熟成(エイジング)やカットを丁寧にしていると、手間代 = コストが上がります。 • 機械で一括スライスされた肉は安くなる反面、味の深みや厚みのムラが出ることも。 ________________________________________ 4. 料理以外のコスト(店舗立地・内装・接客) • 都心・駅近・繁華街は家賃が高いため、価格に反映されやすい。 • 高級感ある店内、丁寧な接客がウリの店は、価格にサービス料的なものも含まれています。________________________________________ 5. 企業の方針(利益重視/満足度重視) • 高級店:1組からしっかり利益を取る。 • 食べ放題チェーン:回転率と客数で利益を出す。 • 個人店:口コミや常連客を意識して「質と価格のバランス」を狙う。 ________________________________________ 6. 実際には「肉のグレードが違う」ことも多い • 見た目が似ていても、グレード(A5とかB4とか)の差、脂の質、繊維の細かさ、口どけなどが違います。 • 安いお店は脂を注入した「成型肉(インジェクション加工)」を使っているケースも。 ________________________________________ 【まとめ】 焼肉屋の肉の値段が違うのは、
「仕入れ」+「肉の質」+「手間」+「サービス」+「経営方針」
これらがミックスされた結果です。 ________________________________________ 「安いから粗悪」でもなければ、「高いから絶対うまい」わけでもありません。 ただ、「同じカルビでもまったく別物」というのは、焼肉好きにはよく知られた話ですね。     ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓これを鈑金塗装屋に置き換えたら? 焼肉屋の「肉の値段の違い」が鈑金塗装業にどう置き換わるか!?まさに「見た目が似てても、値段に差がある理由」が共通しています。 以下に、焼肉店の項目を鈑金塗装業に置き換えながら説明します。 ________________________________________ 🛠 鈑金塗装業での「値段の違い」の理由 1. 仕入れルート・仕入れ量の違い • 材料(塗料、パテ、クリップ、消耗品など)も業者によって仕入れ単価が違います。 • 大手工場は一括購入で安く仕入れられるが、個人店ではそうはいかない。 • たとえば塗料一つとっても、2液ウレタン/水性塗料/安価な1液系などで価格が変わる。 ________________________________________ 2. 部品の種類・品質の違い • 純正部品/社外部品/リビルト部品/中古部品など、同じ「バンパー交換」でも材料がまるで違う。 • 「同じ修理」に見えても、使っているモノが違えば、当然値段も変わります。 ________________________________________ 3. 作業品質・工程数・職人技の違い • 「見える部分だけ直して早く安く済ませる」のか、 • 「歪みをミリ単位で整えて、肌感も再現する」のか。 • 熟練職人が細部まで手間をかけると、それだけ時間と技術料がかかります。 • 下地処理も、削ってすぐパテか?数工程を丁寧に積み上げてるか?で耐久性が変わる。 ________________________________________ 4. 設備・環境の違い • 塗装ブースの有無、空調設備、乾燥機器、ミキシングマシンなど、設備投資の差が仕上がりに直結。 • 設備にコストをかけている工場は、当然それを価格に反映しないとやっていけません。 ________________________________________ 5. 店舗立地・規模・人件費の違い • 都市部の工場やディーラー直営工場は、地代や人件費が高いため、工賃も高くなりがち。 • 地方の個人工場はその分リーズナブルに提供できるが、代車や設備が限定的なことも。 ________________________________________ 6. 企業の方針(回転率重視/品質重視) • 早く回して利益を出す店と、1台1台に魂込めて直す店では、価格が変わって当然。 • 安さ重視の工場:多少の妥協を許容して工期短縮。 • 品質重視の工場:手間を惜しまないぶん、工賃にそれが乗る。 ________________________________________ 7. お客様への見せ方・接客・説明力の違い • 見積り時に「なぜこの金額か」を丁寧に説明するかどうかでも、お客様の納得度が違う。 • 安くても説明がなく信頼されにくい、逆に高くても丁寧な説明で納得されるケースもある。 ________________________________________ 【まとめ】 鈑金塗装の価格の違いは、
「使う部品」+「作業の質」+「職人のこだわり」+「設備と対応」+「経営方針」
この総合力によって生まれます。 ________________________________________ 参考:焼肉屋 vs 鈑金塗装屋の対比表 焼肉屋の要素:鈑金塗装での例 • 肉の仕入れルート = 材料、部品の仕入れルート • 肉の部位、グレード = 純正、社外、中古部品の選定• 熟成、カットの手間 = 作業手順、職人の技術力• 店舗の内装、接客 = 工場の設備、サービス体制• 回転率重視 or 品質重視 = 工期短縮重視か、仕上がり重視か • 高級感の演出 = 丁寧な説明・信頼される見積もり対応 ________________________________________ たとえばお客様に「他より高いね」と言われた時、焼肉をネタに分かりやすく伝えると、納得感が大きく変わります。ほんまかな?? 

プロたちは何をしている?鈑金塗装業の1日

鈑金塗装職人の1日の仕事の流れを、実際の現場に近いリアル感でご紹介しますね。会社や工場の規模によって多少違いはありますが、一般的な流れはこんな感じです。________________________________________ 🚗 鈑金塗装の1日(8:30〜18:30) ________________________________________ 🕣 8:30 朝礼・作業確認 • 今日の作業予定の共有(入庫車、進行中の車など) • 担当車両や作業内容の確認 • 協力作業や段取りの打ち合わせ • 安全確認、体調チェックなど ▶️ ポイント:チームワークと段取り力が問われる時間。________________________________________ 🛠 9:00 作業スタート(鈑金 or 塗装) • 鈑金班:  o 損傷確認、バラし作業 o フレーム修正、板金叩き出し、パテ形成など • 塗装班:  o 下地処理(足付け、パテ研ぎ)  o 色合わせ(調色)、塗装準備 ▶️ 道具:ハンマー、スポット溶接機、エアツール、パテ、ペーパー etc. ________________________________________ ☕️ 10:30 休憩(15分) ________________________________________ 🔧 10:45 作業再開 • 鈑金完了後は、塗装へバトンタッチ • 塗装前のマスキング • スプレーガンで塗装 • ブースで焼き付け乾燥(60℃前後で30分など) ▶️ 調色はアート×科学:経験がモノを言う繊細な作業。 ________________________________________ 🍚 12:00 お昼休憩(1時間) ・お弁当無料! 会社が負担しています。いつも求人広告でアピールしているところ!________________________________________ 🧽 13:00 午後の作業 • 焼き付け後のチェック • ポリッシャーで磨き上げ • パーツ取り付け • 完成検査(色ムラやゴミ噛みのチェック) • 作業報告記録の入力や伝票整理 ▶️ 最後まで気を抜けない:見た目と品質の勝負! ________________________________________ ☕️ 15:00 午後休憩(15分) ________________________________________ 🧰 15:15 仕上げ&明日の準備 • 最終仕上げや内装清掃 • 納車準備 • 明日分の車両をピットイン • 工具・塗装室の片付けと清掃 ________________________________________ 🕠 18:30 退勤 • 基本的にノー残業!• 日報記入、翌日の段取り確認 • お疲れさまでした!!!________________________________________ 🧑‍🏭 一日の中で大事なこと朝 段取りとチーム連携の確認 昼前 正確でスピーディーな修復 午後 丁寧な仕上げと最終チェック 終業前 翌日への引き継ぎと清掃 ________________________________________ 💬職人の声(よくある本音) • 「午前中をスムーズに終えられると午後がラク」 • 「調色が決まると気持ちいい!」 • 「塗装ブースが混むと段取り命」 • 「時間との勝負。でも仕上がりで手は抜けない」  

子供に「鈑金塗装ってどんな仕事?」って聞かれたら?

鈑金塗装(板金塗装)は、自動車のキズ・へこみ・事故による損傷などを修理し、元の美しい状態に戻す仕事です。自動車整備の中でも「クルマの外観を元通りに直す」プロフェッショナルな分野になります。 ________________________________________ 【鈑金(ばんきん)とは】 事故や衝突でへこんだり、歪んだ車のボディ(鉄板)部分を叩いたり引っ張ったりして、元の形状に戻す作業です。 具体的な作業内容: • 損傷部分の確認と見積もり• フレーム修正機や溶接機を使って修復 • パネル交換や補強 • へこみやキズの修正(ハンマーや引き出し機など) ________________________________________ 【塗装(とそう)とは】 鈑金で形を整えたあと、塗装をして色・ツヤを元に戻す作業です。 具体的な作業内容: • 下地処理(サビ落とし、パテ、サフェーサー) • 色合わせ(調色) • スプレー塗装• 焼き付け乾燥 • ポリッシャーで磨いて仕上げ ________________________________________ 【必要なスキルや知識】 • 車種や素材による違いの理解 • 高度な手作業技術(経験がモノを言う世界。) • 調色(色を合わせるセンスと科学の両立。特に目のセンスが大事。) • 材料、道具の使い方(スプレーガン、塗料、パテ、マスキングなどを操る。) • 専門学校でも専攻する生徒が少ないと言われているレア業界________________________________________ 【向いている人は?】🔧 1. モノづくりが好きな人 ✅ 向いてる理由: • 鈑金塗装は、壊れたものを元通りに直す、あるいは美しく蘇らせる仕事。 • まるで「車の美容整形」や「修復アート」のような世界。 ポイント:完成品が目に見える=達成感が強い 🧠 2. コツコツ集中できる人 ✅ 向いてる理由: • パテ研ぎ、塗装の足付け、マスキング…全部緻密さが命 • ちょっとしたズレが仕上がりに直結するため、丁寧さが強みになる。 ✅ 向いてるタイプ: • プラモデルやDIYが好きだった人 • 図工や美術で「地味だけど正確」な作業が得意だった人 👀 3. 観察力・美的感覚がある人 ✅ 向いてる理由: • 塗装の「調色」はまさに職人技。目の色感覚やツヤの違いが見える人はかなり有利。 • 微妙な色ムラや歪みを見抜く力=仕上がりのレベルを左右します。 🌈向いてるタイプ: • 美術やデザイン系に興味がある • 細かい変化に気づくのが得意 🧑‍🏫 4. 手順を守るのが得意な人 ✅ 向いてる理由: • 鈑金も塗装も工程を飛ばすと品質がガタ落ちします。 • 「順番通り」「丁寧に」ができる人は安定して育ちます。 📋向いてるタイプ: • マニュアル通りに進めるのが得意 • 几帳面で整理整頓が好き 🤝 5. チームワークができる人 ✅ 向いてる理由: • 鈑金→塗装→納車整備と分業制のため、連携が重要 • 若手・先輩・フロントスタッフとの報連相ができる人は信頼される 💬向いてるタイプ: • 話すのが得意でなくても「聞く力」がある人 • 協力して物事を進めるのが好きな人 ________________________________________ 【やりがい・将来性】 🔥【やりがい】〜「壊れたものを、元通りにする」誇り〜 ① お客様の感謝がダイレクトに返ってくる • 「こんなにキレイになるんですね!」 • 「ぶつけた時は落ち込んでたけど、元通りになって嬉しい!」 ▶️ そうした笑顔や感動は、職人の誇りを支える源になります。② 技術が「見えるカタチ」で残る • ビフォー・アフターがハッキリ分かる仕事。 • 自分の手でキズやへこみを直し、色を合わせてツヤまで整える。 ▶️ 「自分の仕事はここまで仕上げた」という達成感が強い。 ③ 経験がそのまま「技術」として積み重なる • 何年やっても奥が深い。 • 板金の叩き方、パテの盛り方、調色のクセ…知識と技術が成長し続ける実感がある。 ▶️ 年数を重ねるほど「技で勝負できる」職人の世界。 ④ チームの一体感 • 鈑金 → 塗装 → 納車…とリレーで仕上げる仕事。 • 良い仕上がりは全員の連携の証。 ▶️ 「みんなで1台を仕上げた」達成感は格別。 ________________________________________ 【将来性】〜「なくならない仕事」であり続ける理由〜 ① 自動運転やEV時代でも「ぶつけたら直さなアカン」 • どんなにテクノロジーが進んでも、事故ゼロにはなりません。 • 衝突軽減装置も万能ではなく、物理的損傷は直すしかない。 ▶️ 人間が動かす以上、需要は常にある。 ② 大手が参入しづらい「手仕事の世界」 • AIやロボットでは代替が難しい領域(特に調色や最終仕上げ) • 地元密着型の企業にチャンスが多く、地域に根差した仕事が可能。 ③ 技術を持っていれば独立も可能 • 職人としての技術があれば、将来的に独立開業や工場長への道も。 • フリーランスで請負や協力工場として働く人も増えています。 ④ 人材不足=若手にとってはチャンス • 技術者の高齢化と若手不足が深刻。 • 逆に言えば、若手が早く力をつければすぐに重宝される。 ▶️ 20代でベテランと同等の作業ができれば、市場価値は非常に高い。 ________________________________________ まとめ鈑金塗装業はこんな人にとって「未来のある仕事」 • 技術を極めたい人 = 一生モノのスキルとして通用する • 地元で安定して働きたい人 = 地場産業としての需要がある • 独立を目指す人 = 手に職=起業の土台になる • 若くてやる気がある人 = 若手不足なので育ちやすい環境