オイル交換



エンジンオイルはなぜ交換する必要があるのか?

その理由とは、エンジンオイルは使用を続けることで性能の低下、すなわち劣化します。

エンジンオイルの役割は、エンジン内部の金属同士が擦れ合う部分の摩耗を防ぎ、各部がスムーズに作動する潤滑機能、エンジン内で発生した汚れを取り込む清浄作用、燃焼室の爆発圧力を逃がさないための気密保持性、爆発によって発生する熱を取り込み大気中に放出する冷却作用、エンジン内部の防錆作用など様々な機能が挙げられます。

しかし、エンジンオイルが劣化してくると、これらの機能を正常に果たせなくなってしまうのです。

すると、摺動部の金属同士が直接こすれ摩耗が発生したり、燃焼圧力が漏れることで出力が低下するなど、様々な弊害が現われてきます。

そのため、エンジンオイルが劣化してきたら、新しいオイルに交換する必要があるのです。






古いエンジンオイルを使い続けると...

エンジンオイルは、エンジン内の高熱、金属摩耗粉の混入により、酸化や劣化が進みます。

その結果、古くなったエンジンオイルを使い続けると、燃費が悪くなるだけでなく、エンジントラブルの原因になります。




粘度について

エンジンオイルがその本来の機能を発揮するためには、エンジン稼動中の高温の中でも「粘度」が確保される必要があります。

粘度というのは、オイルの硬さや軟らかさを表すものです。

例えば、5W-30という表示のオイルは四季を通じて使えるマルチグレードオイルで、Wの付く数字はWinter(冬)を意味し、どれだけ低い温度でエンジンが快調にかかるかを表しています。

またWの付く数字が小さいほど、より低温でのエンジンの始動が可能になります。

後ろの30という番号は、高温での使用時、100℃での粘度を表したものです。

粘度の高いオイルは厚い油膜ができるので、保護性能に優れ、シリンダーとピストンの密封性もアップします。

また油膜のクッション効果から静粛性も高くなります。

その反面、粘りによる抵抗は高くなります。(スポーツカータイプ)

粘度オイルは、さらさらと流れやすいので、低温から高い潤滑性を得られるし、抵抗が低いため燃費やパワーアップが期待できます。(エコカータイプ)




オイル交換の目安は?

エンジンオイルを交換する目安は、走行距離にして約5,000km~10,000kmです。

ただし距離を走らないクルマでは、6ヵ月~1年を目安に行います。



スポーツ走行なら

ターボ車や、良くエンジンを回す人以外だったら、10W-30ぐらいで充分ですが、高温でも強いオイルの10W-40、10W-50を使えばより安心して走行できます。

エンジンの小さい軽自動車やコンパクトスポーツカーは10W-30がおすすめですね。



燃費を良くしたいなら

10W-40より10W-30、10W-30より5W-30の方が柔らかく、柔らかいほど燃費は良くなります。

しかし、ターボ車や高回転を回してエンジンに負荷のかかる運転をする車などには、向いていません。



旧車に乗ってるなら

古い車は、ピストンとシリンダの間に隙間があって、エンジンオイルを消費(燃焼)する事があります。

オイルの油膜が切れると、エンジンを破壊してしまうことになるのでピストンとシリンダの隙間を油膜で埋めてしっかりと定着させる粘度の高い10W-40や10W-50のオイルを選ぶのがグッドです。





エンジンオイルは、エンジンの内部で潤滑や冷却をしているので徐々に劣化していきます。

古くなったエンジンオイルは燃費を悪くし、エンジントラブルの原因にもなるため定期的に交換しましょうね。