スポーツと同じ!個人プレーも!チームプレーも!どちらも大事!
スポーツをしていた人はほとんどの場合、チーム戦なのでチームプレーで動くでしょう。
ただ、高い個人技が組み合わさっていかないと、チームプレーにおいても、非常にレベルの低い残念なチームになります。
会社組織にいる以上はチームプレー。
チームプレーの中の個人プレー。
鈑金塗装業ではどうでしょうか?
「個人で売上を上げる意識が良いか?それともチームで売上を上げる意識が良いか?」
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◆ 結論:
目的によって変えるのが最も合理的
生産性・スピードを追求✅ 個人売上制(責任明確・競争原理)
組織力・安定性・育成重視✅ チーム制(協力・相互フォロー)
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当社は会社の方針で 個人が1~10までの作業を完結する、「個人売上制」を採用しています。
それぞれのメリット・デメリット
✅ 個人売上制(担当制・出来高明確)
メリット
● 成果が明確で、頑張った分だけ報われる(評価が分かりやすい)
● 数字で競争意識が生まれる(やる気に火がつく人も)
● 自立を促すため、ベテランや成長後の若手には効果的
デメリット
● 協力し合わなくなる(ギスギス感)
● 忙しい人に仕事が偏る
● 育成中の若手が取り残されやすい
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✅ チーム売上制(チーム全体で目標達成を目指す)
メリット
● 自然と協力・育成文化が生まれる(若手が育ちやすい)
● 休みや遅れに柔軟に対応できる(柔軟性・安定感)
● 売上に貢献できなくても、裏方やフォロー役も評価に加えられる
デメリット
● 頑張る人とそうでない人の差が見えづらい
● 「誰がどれだけ貢献したか」が不明確になる
● 成果主義を重視したい人からは不満も出やすい。
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◆ 板金塗装業の特性から見ると? 板金塗装では:
● 作業者ごとに技量・スピードに差が出やすい → 「個人売上制」が適している面もある
● 一方で、若手や補助者が成長するためにはチーム内での協力が必須 → 「チーム売上制」の利点も大
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◆ ハイブリッド方式もあり!
現実的で効果的なのは、以下のような「併用型(ハイブリッド)」です。
制度 内容
🔹 基本はチーム制 チームで売上目標を追い、協力・教育を促進
🔸 個人の貢献度も見える化 「個人別の作業売上」や「作業工数の見える化」を導入し、サボれない空気を作る
💡 売上げは個人・チーム両方で集計 チームで団結力、個人で努力の報酬を
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◆ まとめ:
現状に合わせて選ぶべき
若手が多く、育成期の場合 = チーム制+貢献度の可視化
人数が少なく、ベテラン多めの場合 = 個人売上制で責任明確化
人材も育ち、成長期の場合 = ハイブリッド型でバランス重視
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✅ 不満があればチェンジ!
現状の「個人売上制」で個人売上げに不満があるのであれば、「チーム売上制」もしくは「ハイブリッド方式」にチェンジすべきです。
これは会社の方針の問題なので、どの方法で売り上げを上げていくのか指示する必要があります。
毎月毎月変更するのではなく、長期的にみてどの方法が自社に合ってるのか考えるべきではないでしょうか。
「若手育成で会社を強くする」のであれば、 育成に関わる時間や労力も“会社への投資”として評価するべきです。
「売上の数字より、人を1人育てたことの方が会社にとって何倍も価値がある」 これが、ベテランや中堅に届いたとき、組織の一体感は上がるでしょう。
経験の積み重ねによる個人プレーの質が高ければ高いほど、それが重なったときにはすごいチームプレーになるでしょう。
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